CROSS TALK

クロストーク Vol.2
Cross Talk

  • 高木 菜月
  • 伊藤 晋作

仕事での苦労とやり甲斐

これまで関わった業務で印象的だったものはどんなものですか?

  • 逆に印象的じゃなかったのを探すほうが難しいけど、強いてあげるならスーパーの鮮魚レシピの企画かな。
  • あれは大変だっただけに印象的でしたね。もともとは鮮魚売り場の方のサービス力アップの支援でスタートしたのが、まさかあんな形になるとは。
  • スーパーマーケットへの支援として料理研修を行っても、いざ現場に立つと、目の前の仕事で精いっぱいになってしまうのは我々も同じだよね。その課題を解決するために高木さんが企画して、僕が提案した。
  • 「鮮魚担当秘伝のレシピ教えます」という手書き風レシピを作って、売り場に置いたのは我ながらいいアイデアでした。自画自賛ですけど(笑)。
  • いやいや、実際に評判がいいみたいだよ。鮮魚スタッフと買い物客のいい接点になったし、クライアントからは「あのレシピ、よくお客さまが持って帰ってくれている」ってほめられたから。「研修と接客販売を繋げられないか?」という高木さんの視点がきっかけだったと思うな。
  • ターゲットやコンセプトの設定から考えて行うので、まるで物語を作るようで、楽しかったです。

逆に、これまで関わった業務で苦労話はどんなものですか?

  • 手作り風レシピのあとに料理動画も作ったんですが、これがまた大変でしたね。
  • レシピだと分量や完成写真を載せればいいけど、動画となると、+αでやることがいっぱい出てきちゃうんだよ。
  • そうなんです!(笑)編集できるとは言え、動画だと必要な部分は最初から最後までを撮影しないといけないので、一つのミスでやり直しになったりするんですよ。
  • うどんのような簡単な料理動画でも、実際は2時間以上も撮影にかかったり。
  • 他にも、お皿やランチョンマット、お鍋、菜箸、計量スプーンまで、何を使うかをあらかじめ決めないといけませんし、調理器具に木製を使うか金属製を使うか、それで世界観も決まりますから。
  • 料理をする人の手がどこから出てくるかで見えやすさも変わったりするよね。となると、料理自体はOKでも動画的にはNGということもよくあったりする。
  • 動画撮影あるあるですね。そういえば、途中でシークヮーサー果汁が足りなくなって、伊藤さんが近所のお店を探し回ってたのを覚えてます(笑)。

仕事に関わる中で得た達成感ややり甲斐はどんなものですか?

  • やっぱり、クライアントに提案した企画が通って、その企画の進行がうまくいったときかな。
  • 基本的にほとんどボツになっちゃいますからね。「これは普通だな」や「まだ早いな」というコメントをもらえればまだいいんですが、普通にスルーされると……。
  • だからこそ面白いと思ってもらえると嬉しいんだと思うよ。相手のニーズをきちんととらえられていた、という実感が得られる。基本的に相手のほうが業界の知識や経験が上の場合は、自分たちにできることをトライしていかないとね。
  • 私はプロジェクトがうまくいってクライアントからほめられると素直に嬉しいです。中にはメールや電話でわざわざ連絡をくださる方もいて、そんなときはなおさらです。
  • それと、クライアントのことを思い浮かべて企画を提案するようにしている。真面目な企画が好きな人もいれば、フランクなものが好きな人もいる。同じ課題でも相手の立場を踏まえて解決のアプローチを考えて、意識して提案しないといけない。それが狙い通りに行くと達成感もあるけど、「自分だからできた!」という自信にもつながるんだよ。

今後、挑戦したい仕事はどんなものですか?

  • 現在の仕事はもちろんだけど、まったく新しいこともやりたい。今までにないサービスを作り出したり、「主婦だったらみんな、伊藤さんが作ったサービスを知ってるよ。便利だよね」と言われる仕事をしたいかな。
  • 世の中に影響を与えるような?伊藤さんらしい(笑)。
  • もちろん規模も大きいほうが面白いし、一言で言うなら「デカい仕事」かな。せっかくMFJみたいな若手のチャレンジを受け止めてくれる懐の深い会社に入ったんだから、やるしかないっていうか。
  • 私は一言で言うと、「方程式を作りたい」と思ってます。
  • 高木式方程式?それも高木さんらしいよね(笑)。
  • 今はデジタルサイネージを使ったブランドイメージの訴求というところが大きいと思うんです。そこからもう一歩進んで、私は「売り」につなげたいんです。どうすれば最も売りにつながるのか、その法則を見つけたいんですよ。
  • いろいろと調べたり、勉強とかはしてるの?
  • してます!でも見つからなくて。もしかしたら、まだ存在しないのかもしれないですよね。それなら「高木式・絶対売れる方程式」を作りたい。私は"売りたい"んです!